軽井沢に決まるまでに、色々なところを探しました。
伊豆、福島、千葉、八ヶ岳・・・・。
もう６年も前から２年かけて探索。
マンション生活が何十年も続いて、マンションのコミュニティに少々うんざりもしていましたから、近隣とのわずらわしいイザコザのなさそうな、それでいて寂しくならない程度に近いところに人家があり、箱生活のきゅうくつから脱せる広い土地・・・。
福島では山の一部が買えそうでした。でも、お隣さんが世話人とかでめんどう、でやめて、那須のよかったのですが、雷が多いとか、汚染問題とか聞いてやめました。
伊豆は海があり憧れです。でも、海の見えるよい土地はそうそう見つからず、交通の便も悪いし、あまり広い土地は買えそうもありませんでした。温泉付きもありましたよ。だけど、ただじゃない。権利金とか使用料とか色々。
田舎暮らしを目指しながらも、都会が恋しくなるような心配もしました。
それで、最後まで残ったのが軽井沢です。湿気、寒さが悪材料、でも、追分より南は湿気もなく、雨も少なく、軽井沢より少し暖かく、佐久市が近いので、近代的なショッピング、レストラン、映画館もあります。
浅間山のふもとですが、噴火しても、こちら側には溶岩は降らない・・・多分。
目の前に広がる畑、樹木の切れ目から広がる佐久市内の灯り、1キロ以内の永住人家は1件しかありません、傾斜地でしたが、だから広々広がりが感じられましたし。
夜暗い時に始めて行った時は、まったく灯りがなくて、これはすごいところだと震えたりもしました。
軽井沢の管理された別荘地をイメージすると、そりゃ、全然ちがうとんでもないところです。当然、車がないと生活できません。（とはいえ、歩いて20分で大きなスーパーもあります。車なら５分もかからない）

土地には、ひよろひょろした樹木が乱立。土地を横断するのも大冒険でした。

週末にはその20メートルもあるカラ松の木を、チェーンソウで切り倒し、刻んで燃やしました。馬鹿みたいと言われたりもしましたよ。でも、小学生の頃に読んだアメリカ西部開拓史の世界のようで、やっとこんな冒険を体験できたと、楽しかったです。

次は建築です。
モデルハウスを探しまくって、どのくらいのメーカーの営業さんとやりあいましたかね、何でもおまかせするというタイプではなかったので、ほぼ自分で基本設計をして提示。
それできないが多くて、何が自由設計の家だよ、とむかつきました。
くらいついてきたのが、ミサワホームとスウェーデンハウス。
どんだけやり直したか、設計だけで２年はかかりました。
夢は大きな吹き抜けのあるリビング、階段を上り吹き抜けを横断する渡り廊下、長い煙突の薪ストーブ。

土地を買って、家を建てて、移住する頃には、まわりに何件も家ができてました。

それだけではありません、一緒に住もうと言っていた母が突然死。父はその前に他界。
色々なできごとに追われ、激動の６年間でした。

世田谷のマンションを売って、建築費用を工面。
母の他界などで、予定は大幅に遅れて、仮住まいに借りた渋谷のデザイナーズマンションに２年も住むことになりました。家賃が高くて（ＰＫ込みで20万以上です）計画通りにはなかなかいかないものですね。

西軽井沢といっても、御代田町、大浅間のふもとにミサワホームにお願いして移住住みかを建て、昨年引っ越してきました。
構想６年の成果です。

現在の家族は、つれと愛犬「ラブ」と、卵からかえした「コケ1号」と「ぴよ5号」です。コケはほぼ毎日卵を産んでくれます。
（２号、３号は野獣にやられ、４号は病死してしまいました）
新幹線通勤が終わったら、山羊、猫も家族に加える計画です。

たくさんの方とお知り合いになれればなあ、とブログを始めました。

食欲旺盛。すぐにカゴを汚してしまうし、世話がやけます。

行ってきまーす！